河合塾マナビス大船校のアドバイザー&アシスタントアドバイザーによる
リレーコラムを掲載していきます。
テーマは「高3生の頃考えていたこと」
第12回は磯野先生につづき、AAの橋口先生の登場です。
皆さんこんにちは!橋口です。勉強の息抜きにでも読んで頂けたら嬉しいです。
さて高校生の時の僕は他のアドバイザーの方々のように具体的な夢があったわけではなく、勉強もなんとなく人並みにやっている感じでした。
しかしそんな僕を変えたのは父親の言葉で、高3の僕はこれを勉強の原動力としていました。
僕の父は国公立医学部に現役合格している強者です。
そんな父からすれば、僕がそこそこにやった程度の成績では満足してくれないわけですよ。
「ふーんこんなもんなのか、ちゃんと勉強してるのか?」「やってるわ!!」「もっと努力しろ!!!」などと模試の度に大喧嘩。
そしてある日、喧嘩の中で僕は
「親父みたいな天才に凡人の俺の気持ちが分かるか?!」と言い返したことがありました。
すると父は
「俺が努力せずして医者になったと思うか?」と静かに返してきました。さらに
「俺は人並み以上に努力をしてきた、天才だとか云々は努力してから言え。」と。
この言葉こそ僕を努力の鬼に変えるきっかけとなった言葉でした。
それまでの僕は
「自分はどうせ凡人だから努力したって親父みたいな天才には勝てないのだ」とか
「努力してできなかったら自分に才能がないことが証明されるみたいで嫌だ」と才能を言い訳にしてどこか限界まで努力することから逃げているようでした。
でもこの言葉を聞いて天才だと思っていた父もめちゃくちゃ努力してきたのだと知り、努力の大切さと自分の努力の未熟さに気づいたのです。
「まず限界まで努力して、それから天才の親父を黙らせてやろう。」
そう心に決めて僕は勉強に打ち込みました。
もちろん現実は厳しいので気持ちを切り替えて頑張っても結果が出ないときもあり、また父に煽られ、死ぬほど悔しい思いをし、何度も泣き、何度も壁パンをしました。笑
でもこの地獄のような苦しみは限界すれすれまで努力をした証であり、それを心折れそうになりながらもさらなる努力で乗り越えようとしてきたからこそ、今の僕があるのだと思います。
才能とかを言い訳に辛くない程度の努力を続けていたら凡人以下で終わっていたかもしれません。逆にもう少し早くから頑張っていたらハーバード大学を目指せていたかもしれませんね。笑
これを見てくれている生徒の皆さんの中にも頑張っているつもりなのに成績が伸びず、自分が嫌になるという方がいるかもしれません。でも勉強はゆっくりでもいいので止めずに続けて下さい!
「努力してもダメだったから、自分には才能がない」は確かにその通りかもしれません。
でもその時は「まだ限界まで努力できていない」ことにすればいいのです。そうすれば誰もあなたの底力は否定できません。何度だって立ち上がればいいのです。そして最後まで諦めずさらに努力を重ねれば一つ上の自分に出会える可能性があるはずです!
受験は本当にキツいですが、乗り越えた先に色々なことが待っているはずです。
皆さんにも幸あれ!心から応援しています!!!