2019年11月30日土曜日

リレーコラム⑨

河合塾マナビス大船校のアドバイザー&アシスタントアドバイザーによる
リレーコラムを掲載していきます。

テーマは「高3生の頃考えていたこと」


第9回は山口先生につづき、小林先生の登場です。

「高校3年生のころ考えていたこと」 小林かおる


こんにちは
みなさん、今日もハッピーに暮らしていますか?

私が高校生だったのは3億年前ぐらいなのですが、毎日必死に生きて考えて悩みつつ楽しく暮らしていたような気がします。


みなさんは勉強、順調ですか?
伸び悩んだり自分がやっていることが正しいのか不安になったりしませんか?

必死にやっても無我夢中でやってもうまくいかない、隣のあの子は上手にできて先生に褒められるのに、〜ちゃんはあんな成績なのに私はこれしかできなかった、とマイナスな考えがループしたりしませんか?

そんな時の高校生の私は先輩や先生、目上の人の話をよく聞くようにしてました。
先輩や先生がどんなことを今考えているのか、高校生の自分には理解できなくても半年後1年後、10年後の自分ならわかるかもしれない!と話しかけに行ってました。


その中で印象に残っている話を2つ紹介しますね。

「最初は真似するだけでいい。真似する中でどうしてこのようなことをしているのか考えろ」
先に行った先輩に比べたら右も左もまだわからないヒヨッコですので、まずは先人がやってきたことを模倣しろという話です。ただ、ひとつひとつの行為の理由を考えないと本質には迫れない、自分に落とし込めないということでした。

「人間は2223歳の時に考えていたことを4050歳になっても考えている」
この話をしてくれた先生は人間変わらないんだよ、というニュアンスで話してくれたのですが、高校生の私は22歳までに理想の自分にならなきゃ!と脳内変換しました。
理想の自分はどんな人間ですか?どんな考え、生き方が理想ですか?自分の根本はどのようなものですか?
5
年後の自分に誇れるような毎日を過ごせていますか?


偉そうなことを書いていますが、カンブリア紀の私も宿題が終わらないだとか授業中眠いだとか文句を言ってましたしロクでもない話をして友達と面白おかしく暮らしていたそこら辺にいるような高校生でした。
そんな私でも曲がりなりに進学して勉強して高校生の時よりももっとたくさんの人と出会って価値観の共有をして、そんな時期があったからこそ今も毎日楽しく過ごしています。

高校生のころ考えていたこと〜とはニュアンスが違う話をしてしまいましたが、毎日楽しく過ごすという基本方針は変わってません。
今日もイキイキ楽しく勉強しましょう!!!



大船校
小林かおる

2019年11月14日木曜日

リレーコラム⑧

河合塾マナビス大船校のアドバイザー&アシスタントアドバイザーによる
リレーコラムを掲載していきます。

テーマは「高3生の頃考えていたこと」


第8回はついに、校舎長の山口先生の登場です。


3の頃に考えていた事
山口 悠

大学に入るんだ!絶対にこの大学入るんだ!
などと素直に勉強している受験生だったか、僕は。振り返ると当然違う。

勉強は大学に受かる手段か、いやまさか。学問する事こそ目的よ。ただ、そのためには大学に受からないといけないから、受験勉強を精一杯やろう。そんなことを考えていたように思う。

その崇高な、意識高い系受験生はその後その立派な志を失い、大いに迷走することになるのだが、それは別の話で、この勉強の姿勢には一ついい事があった。勉強自体が楽しい事(もある事)、勉強を(時に)楽しんでやろうという意識を持てたことだ。

受験勉強はやはり苦しかったと思う。本来あるべきではないが、今までの僕の人生でもっとも勉強した期間であることも間違いない。学校から帰り、3時間程度昼寝して、夕ご飯を食べ、勉強をして、日が明るくなってから寝て、起きて、学校に行く。そんな生活サイクルで勉強をしていく中で、前髪が異常に目の前でちらついて集中できなかったり、下痢と便秘を順番に繰り返したり、振り返るとずいぶんストレスもかかっていたのかな、などと思う。しかし、そんな中でも悲壮にならず、継続して、結構な量の学習を積み重ねることが出来たのは修行僧のようなストイックさではなく、勉強をしていて、問題が解けたり、成績が上がったり、勉強している自分の努力を感じられたり、受験生であることに酔ったりして、楽しんでやれた(時もあった)事がとてもとても大きかったと感じる。

楽しんでやれることは強い。勉強を楽しんでほしい。

受験生へのメッセージで僕が必ず言う言葉はそんな自分の成功体験から来ている。
何度でも言うけど、だから、勉強していて楽しいって瞬間(絶対みんなにあると僕は勝手に確信している)を大事にこの大事な時期の勉強頑張ってほしい。