河合塾マナビス大船校のアドバイザー&アシスタントアドバイザーによる
リレーコラムを掲載していきます。
テーマは「高3生の頃考えていたこと」
令和2年になりましたね。
このテーマのリレーコラムは今月でおしまいです。
ラストスパートどんどんアップしていきますね。
第14回は近藤先生につづき、社員最後の安田先生の登場です。
高3のとき考えていたこと
安田
実央
高3になってすぐに思ったことは、「このままじゃ大学にいけない!」でした。
高校生になって、なにも考えずに吹奏楽部に入った私は、あまりの過酷さに音を上げながらも、副部長とかをしながら部活を続けていました。
そんなわけで勉強はからっきし。文理がわかれるのも高3で、基礎科目なんかもない時代、物理とか化学とか数学の赤点を取りながら、ああまずいなあ、どうしよっかなあとか考えながら、朝から晩まで部活をしていました。
同じ部活の子たちもみんなそうなのかなって思っていたんですけどね。
高3になってみたら、模試を受けて偏差値いくつだの、得点率がなんだのって話をしていて、まるっきり話題についていけずにびっくりしました。みんなが忙しい中塾に通っているなんてあんまり知らなかったなとか思いつつ。
それで冒頭に戻るわけです。
一応、私にも行きたいなって思う大学はありました。でも、今から勉強しても追いつける気がしなくて、もしものことを考えたら怖くて。最終的には高3の前期の学校の試験だけ頑張って、評定平均を上げて…ってぎりぎりの戦いをして推薦で大学を決めました。
推薦で大学を決めたことを悔いているわけではないですし、いけないことでもありません。大学生活も楽しく学びのあるものでした。
でもそれは結果論であって、高3の冬の私は、みんながとても頑張っているなか、本当に自分がやりたいことに目を背けてきたのかもしれない、と思っていました。
そしてそう思っている自分がすごく悔しかった。
…本当は、自分が成功体験を持っている高校受験の部門で働こうと思ってこの会社にはいりました。
でもある時。
高3の自分を思い出して、「自分に負けた」という悔しい思いをしたことももしかしたら、誰かに伝えられることなのかもしれないと思いました。だから、ちょっとこわかったけど、勇気を出してこの世界に飛び込んでみた、というところはあります。
今、みんなを見ていると本当にまぶしくて、私もこんな高校生になれたらよかったなと心から思います。そして自分に負けずにいるみんなを尊敬しています。
あの時自分に負けて自業自得で悔しがった自分が、どれだけみんなの役に立てているかはわからないけど。
口うるさくいろいろ言われて、面倒な気持ちにさせてしまっていたら申し訳ないけど。
でも、高3のあの時、何をするにも気力のわかなかった私の気持ちが、みんなを通して救われているのは確かです。
楽しいことも、大変なことも、生きていればつらいことだってあるけれど。私のやりたいことはこれなんだなとふとした時に思います。
…うーん、大人になるとこうなるのか。昔の話をするつもりがなぜか現在の話をしてしまう。そして説教くさい。(のは私の性格上かな。長女だから許してほしい。)AAさんは上手に高3の時のお話をしているのにね。それほど時が経ったってことなのかなあ。
そうね。
高3の私は、普通の女子高生でした。
ガストでドリンクバーと黒蜜パフェみたいなのを頼んで5時間くらい居座って友達の恋バナに付き合ったり(迷惑だからやったらだめだよ笑)、漫画の話をしたり、彼氏に振られたり、親とけんかをしたり仲直りしたり。
そんな日々もすごく青春って感じで、よかったけど。
やっぱり大学の学問も楽しいから、自分のために勉強を頑張ってほしいな。
山口先生も小林先生も、みんなが言っているけど、どうせなら楽しくやろうね。
大学は思っている以上に楽しくて、刺激的で、学びのあるところだからさ。
じゃあこんなところで。
また明日も校舎で会いましょう!